本当の自分を抑えて『理想の彼女』を演じてしまう人の苦悩

先日某バラエティーで芸人のクロちゃんが2年付き合った彼女にプロポーズ
をしたことが話題に。結婚すると思っていた二人でしたが、彼女の返事はまさかのNO。

私もそのシーンをテレビでリアルタイムで見ていましたが、クロちゃんと結婚をしない選択をした理由が過去の私と重なる部分が多く、気づいた時には釘つけになって見ていました。

「クロちゃんは私のことを2年間1回も対等に見てくれなくて。ずっと下たに見られているなと思いながら過ごしてきた。」

「本当は破れたジーパンとかカジュアルなTシャツとかスエットで外にでたかった。」

彼女はクロちゃんが求める理想の彼女を演じる中で、本当の自分を否定されていると感じて辛かったようです。意外にもSNSでは彼女に共感する声も多く、私もその1人でした。

過去の恋愛で私が当時お付き合いしていた人から言われた言葉

私も過去の恋愛でこのような言葉を言われたことがあります。

「もっと女の子らしくなって欲しい」

「黒髪ロングの巻き巻きヘアー以外無理」

「ミニスカートやオフショルとかもっと色気のある服を着て欲しい」

当時は彼が求める理想の彼女になる為に私も努力をしましたが、心の中ではどこか違和感を感じていました。

本当はカジュアルな服が好きで、髪の毛も茶色やショートにしたり、色々挑戦したかったけど、否定をされてしまい本当の自分とどんどんかけ離れていきました。

彼の友人たちと集まる時は趣味じゃない花柄のミニスカートと淡いピンクのオフショルニットを着るようにと言われたこともあり、「彼女として恥ずかしくない格好をして」と仕方なく着ている時期もありましたが、1人で出かける時はほとんどタンスから出すことはありませんでした。

それ以外にも過去に付き合った彼女たちや別の女性たちといつも比較され

「元カノの方が〇〇だった」

「あの子はお前よりスタイル良くて女の子らしいから見習って」


「こんなお前でも付き合ってあげてるんだから」

「ほんと使えないゴミ」

などなど・・・

他にもありますが今思えばとんでもない人と付き合っていたんだなとドン引きするレベルなのに、当時の私は自己肯定感が下がりすぎて、「もっと頑張らなきゃ」「こんなダメな私と付き合ってくれる人なんて他にいない」と自分のことが大嫌いになってしまっていました。

結局その人とは相手の浮気が原因で修羅場になりお別れしたのですが(この修羅場エピソードはまた後ほど)その後出会った今の夫に私は救われました。

友人からいい人を早く探しなさい!と後押しされマッチングアプリを始めたのが、夫と出会ったきっかけです。

付き合った当初は、「こんなに優しいけど時間が経ったらきっと冷たくなってしまうんじゃないか」「理想の彼女になれるように頑張らなきゃ冷められてしまう」と思っていましたが、夫はどんな姿の私でも受け止めてくれました。

頑張らなくていい。そのままの君が好きなんだよ。

私は夫のこの言葉にすごく救われました。


今の私のままでいいんだ。

もう無理して頑張らなくてもこの人は側にいてくれるんだ。

心から安心して本当の自分でいられる場所を見つけることができた私はどんどん自分のことを好きになることができました。

少し私の過去をお話ししましたが、同じ経験をして悩んでいる人がいたらこの言葉を思い出して欲しいです。

自分のことを大切にできていないうちは、相手からも大切にされない。
もちろん他人同士で付き合うということは、お互いに歩み寄り変わる努力をすることも大切です。ですが、本当の自分を押さえてまで変わった先に幸せはあるのでしょうか?

まずは自分のことを好きになれように、今日も頑張ったあたなを褒めてあげてください。

「誰かのために変わりたい」と思える気持ちを持てるだけであなたは充分素敵な人です!

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