20代半ばの頃結婚式をしたのですが、その際にとても悩んだのが”誰を呼ぶのか問題”。
昔から交友関係のある高校のいつメンと部活動のチームメイト数名、そして専門学校の時の友人を招待
しようと考えていました。
ですが、高校のいつメンの中に一時期マルチ商法にハマってしまった子(A子)がいて、いつメンの何
人かは実際に被害に遭ってしまっていたこともあり、彼女を招待をするべきか正直とても悩みました。
間違いを犯さない人間なんていませんから、マルチ商法にハマってしまうのは千歩譲ってしょうがない
として、そのあとの対処が問題だったのです。
やめた後も被害にあった子達には謝罪の一言もなく、A子は平然と過ごしていました。そんな彼女をみ
て私は次第に不信感を抱くようになりました。友達だと思っていた人からマルチ商法に誘われたことだ
けでもショックなのに、お金まで取られて(いつメンの中には優し過ぎて断れない子がいた)嫌な思い
をさせた。それに対して何も感じていないことへの違和感、そして大切な友達を傷つけられた怒りがあ
りました。
結婚式に呼ばない=絶縁宣言!?
グループの中でA子だけ結婚式に招待しないということは、ある意味”絶縁宣言”しているようなもの。
彼女に対して信頼はほとんど無いし、ここ数年は交流もなかったので今後も関わらなくてもいいかなと
思っていましたが、元々私は揉め事が嫌いな平和主義の性格だったこともあり正直とても迷いました。
さらに複雑なのが、A子の兄弟といつメンの一人が結婚して親族になった為、A子を招待しないことによ
って親族になった子(B子)も気まずい思いをすることになる・・・。
(こんな映画みたいなことあるぅぅぅぅぅぅ!?)
これからも付き合っていきたい友人をとるか
面倒ごとを避けて穏便にするためにA子を招待するか
筆者は究極の二択を迫られることになるのでした・・・。
結果、筆者が選択したのは・・・
B子やいつメンと相談し、最終的にはA子を招待しない結論に至りました。
高校時代からの長い付き合いでしたが、マルチ商法の件以外でも彼女に対して色々と不信感を覚える出
来事はありましたし、今思えば都合のいい時だけ連絡が来たりしていただけだったなと・・・。
嫌いになったわけではないけれど、自分たちの晴れの日には「参列してくれた人に心から楽しんでもら
いたい」という思いを優先することにしました。
正直これでよかったのだろうかと悩むこともありましたが、結婚式というきっかけがなければこの決断
はできなかっただろうし、仮に付き合い続けていたとしてもまた誰かが傷つくかもしれない・・・。
そのリスクを回避できただけでも良かったのかなと言い聞かせることにしました。
これまでの人生で、人間関係を断捨離することはあまりしてきませんでしたが、学生の時とは違い社会
人になると会いたい人に会える時間は限られてくる。その中で「誰とどんな時間を過ごしたいか」取捨
選択をしていかなくてはなりません。
どうせなら、自分が大切にしたいと思う人との関係性を大事にしたほうが良いですよね。
平和主義もいいけれど、時には心を鬼にしてNOという強さを身につけるのも必要なのかもしれません。
皆さんの周囲にいる人たちも、心から大切にしたいと思い合える人たちでありますように。
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